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スーパーマーケット・トレードショー2023「やまなしブース」を出展しました(2/15~17、幕張メッセ)
今回出展した「スーパーマーケット・トレードショー2023」は、一般社団法人全国スーパーマーケット協会が主催し、スーパーマーケットを中心とする食品流通業界に最新情報を発信する国内最大規模の展示商談会で、北は北海道から南は沖縄までの全国のスーパーマーケット、百貨店、コンビニエンスストア、ネット通販を中心とした小売業をはじめ、商社・問屋、飲食店、宿泊施設関係者などから多数のバイヤーが来場するなど、出展者の新たな販路やビジネスチャンスにつながる場として定着し、今回で57回を数える。(会場:幕張メッセ、会期:令和5年2月15日~17日)
当展示商談会は、大手食品関連企業のブースの他、各都道府県単位で出展する「地方・地域産品ゾーン」のブースが例年人気であり、地方の隠れた逸品・新商品の発掘を目指すバイヤーが多く訪れる。当所の「やまなしブース」もこのエリアに出展し、参加した23社(18小間)が全国から訪れたバイヤー等と精力的に商談を行った。スーパーマーケット・トレードショー2023「やまなしブース」出展報告
来場者数は、3日間で62,525名(昨年は42,885名)と昨年の145.8%と大幅に増加した。展示会終了直後に出展者からとった商談に関するアンケートを見ると、3日間の商談件数の合計は884件となった。この内、成約数17件(1.92%)、成約見込み83件(9.38%)、商談継続607件(68.7%)、名刺獲得のみ196件(19.7%)、不成立3件(0.34%)となった。また、568件(64.2%)が新規リーチ数となり新たな取引先拡大につながる結果となった。商談継続の案件の中には、「サンプル送付の要請」、「見積提出の要請」、「OEMの提案」、「試作依頼」、「共同開発の提案」など前向きな商談が多く、今後さらに成約へと進む案件が増えていくと見られる。また「成約」「成約見込み」の合計100件(11.3%)の中には、「通販サイト(特にアジア向け)」、「スーパー」、「量販店」、「コンビニ」、「ドラックストア」など大手との取引決定または見込みの案件もあり、新規開拓による売り上げ拡大につながっている。展示会終了時点での成約見込み額は、1社平均1,611,524円(最大値:10,000,000円、最小値:0円)であった。
商談先は、関東近郊の割合が多いが、中には北海道、宮城、新潟、京都、大阪、兵庫、福岡、沖縄、更には中国、台湾、シンガポールの業者との商談もあり、これら遠方の会社に実際に営業に行くとなると、相当のコストや時間を要することになるが、展示会場にて商談することにより、出張経費や人件費、時間外労働の削減につながり、経営の合理化が進むことで業績が好転し、将来的な賃金のアップ、有給取得率のアップ等の働き方改革の推進を図る上では有効的な事業となった。展示会終了時点での具体的なアンケート数値は次のとおり。
・年間休日数の増加予定日数:2.1日
・時間外労働の年間削減時間:29.7時間
・今後の労働者の賃金上昇率:2.7%
今回の展示商談会出展が、いかに各社の働き方改革の推進につながったかをアンケートにて聞き取り、その主な回答は下記の通りとなった。アンケート結果
以上のとおり、当展示会に出展したことにより、各社の経営の合理化、販路拡大、業績向上につながり、そのことが各社における働き方改革の推進に効果があった事が伺えた。A社 本展示会において既存取引先及び新規取引先との商談ができたことにより、改めて取引先へ伺うことが不要となりました。特に遠方の取引先の場合、移動に多くの時間を費やすこととなりますので、その移動にかかる時間を他の業務に充てることができ、約50時間の残業時間の削減と有給を取得しやすい環境を作ることができました。 B社 今回のスーパーマーケットトレードショー2023やまなしブースへの出展について、事前のコロナ報道をみても人流が多くなる予感もあり、結果的に例年に近い来場者数で、例年以上の多くの企業様と商談を行う事ができました。とても3日間だけで商談企業の全てを訪問ができる件数でなく休日出勤になることもなく、内容の濃い商談が各企業の方々と行うことができました。(本展示会での営業活動により月当たり休日出勤3日減相当が期待できました)また成約件数増加による生産効率アップと賃上げ還元につながる展示会出展となりました。 C社 3日間で70件以上の商談と150件の名刺交換ができました。これを実営業で実行するとなると、多大な経費と時間がかかりともすれば、特に営業社員の労働時間が長くなってしまいます。この商談会で営業社員の労働時間を年間150時間程度削減できると思います。 D社 本展示会に出展することで、効率良く遠方のお得意先様と商談することができました。移動時間に費やす労働時間の削減(20日間分)、それを削減することで他の仕事に時間を費やせ、有給休暇の取得日数(5日間)増加が見込めます。また移動経費削減により合理化が図られ、新規採用が決まれば売上アップになり、賃上げにつながります。 E社 昨年来から数社にアポイント後アプローチを試みましたが、コロナ禍を理由に全てキャンセルされてしまいました。今回の展示会が開催されたことにより昨年アポイント後キャンセルされてしまった数社も会場に足を運んで頂き僅かな時間ではありましたが商品の説明が直接出来ました。この展示会が出来たことにより、5社余り個々に訪ねる予定が会場で済んだことと会場で新規のお客様15社余りと名刺交換し商品の説明が出来た事等メリットがありました。先に記した5社に直接、社長の私が訪ねる時に留守番をしてくれる5人の社員に掛かる労働時間と時間外労働が一人当たり一日3時間程度なくすことが出来ました。 F社 この展示会に参加することで、多数の商談の機会がないところや遠方まで商談にいかなくても新商品を提案できる機会もあり、地域関係なく全国の販路拡大に繋がった。山を越えて複数の遠方へ、伺うこともなく、経費が最小限に抑える事ができている。移動時間が少ないため効率が良く、時間外労働もなく、多数の商談の機会が得られ、県内の企業様とも繋がることもできました。今回の展示会の手応えは業績向上になり、労働者の賃上げに繋がりそうです。 G社 本展示会において既存取引先及び新規取引先との商談ができたことにより、改めて取引先へ伺うことが不要となりました。その移動にかかる時間を他の業務に充てることができ、約50時間の残業時間の削減と有給を取得しやすい環境が作れました。 H社 本展示会に3日間出展することで、関東をはじめ全国から決裁権をもつ担当者が集結し スムーズな商談ができました。また、商談先都合による休日商談の影響での休日労働の削減につながります。遠方への新規出張による潜在経費を含めた費用を、次期販促活動の補填につなげるとともに、営業活動が難しかったエリアへの拡販展望による業績UPにより、それに伴う賃上げが期待できます。 I社 展示会で商談できたことで、わざわざ遠方の商談先に行く回数を減らし、商談するための移動時間が4時間削減できたので、従業員の時間外労働を2時間(90%)削減でき、また休日取得5日増加にもつながった。 J社 SMTS2023で商談できたことで、遠方の商談回数を減らし、経費削減できました。集中して営業活動が出来ることで従業員の時間外労働を削減できました。経費が削減できたこと等で経営の合理化が図られ、労働者の賃上げに繋げることができます。常に効率よく働くことにより中身が濃い作業を目指し、従業員の賃金をアップできるように取り組んでいます。 お問い合わせ