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スーパーマーケット・トレードショー2024「やまなしブース」を出展しました(2/14~16、幕張メッセ)
スーパーマーケット・トレードショー2024は、一般社団法人全国スーパーマーケット協会が主催し、スーパーマーケットを中心とする食品流通業界に最新情報を発信する国内最大規模の展示商談会で、北は北海道から南は沖縄までの全国のスーパーマーケット、百貨店、コンビニエンスストア、ネット通販を中心とした小売業をはじめ、商社・問屋、飲食店、宿泊施設関係者などから多数のバイヤーが来場するなど、出展者の新たな販路やビジネスチャンスにつながる場として定着し、今回で58回を数える。(会場:幕張メッセ、会期:令和6年2月14日~16日)
当展示商談会は、大手食品関連企業のブースの他、各都道府県単位で出展する「地方・地域産品ゾーン」のブースが例年人気であり、地方の隠れた逸品・新商品の発掘を目指すバイヤーが多く訪れる。当所の「やまなしブース」もこのエリアに出展し、参加した24社(18小間)が全国から訪れたバイヤー等と精力的に商談を行った。スーパーマーケット・トレードショー2024「やまなしブース」出展報告
来場者数は、3日間で75,858名(昨年は62,525名)と昨年より121.3%と大幅に増加した。展示会終了直後に出展者からとった商談に関するアンケートを見ると、3日間の商談件数の合計は1,357件(昨年度:884件)となった。この内、成約・成約見込み件数が202件(14.8%)となった。また、614件(45.2%)が新規リーチ数となり新たな取引先拡大につながる結果となった。商談継続の案件の中には、「サンプル送付の要請」、「見積提出の要請」、「OEMの提案」、「試作依頼」、「共同開発の提案」など前向きな商談が多く、今後さらに成約へと進む案件が増えていくと見られる。また「成約」「成約見込み」の中には、「通販サイト」、「スーパー」、「量販店」、「コンビニ」、「ドラックストア」など大手との取引決定または見込みの案件もあり、新規開拓による売り上げ拡大につながっている。展示会終了時点での成約見込み額は、全体で101,850,000円であり1社平均4,629,545円(最大値:50,000,000円、最小値:0円)であった。
商談先は、関東近郊の割合が多いが、中には北海道、青森、宮城、愛知、大阪、兵庫、福岡、沖縄、更には海外店舗を有する企業との商談もあり、これら遠方の会社に実際に営業に行くとなると、相当のコストや時間を要することになるが、展示会場にて商談することにより、出張経費や人件費、時間外労働の削減につながり、経営の合理化が進むことで業績が好転し、将来的な賃金のアップ、有給取得率のアップ等の働き方改革の推進を図る上では有効的な事業となった。具体的な働き方の改善実績は次のとおり。
・年間休日数の増加予定日数:2.8日
・時間外労働の年間削減時間:22.18時間
・今後の労働者の賃金上昇率:4.05%
今回の展示商談会出展が、いかに各社の働き方改革の推進につながったかをアンケートにて聞き取り、その主な回答は下記の通りとなった。アンケート結果(主に働き方改革における成果を紹介)
以上のとおり、当展示会に出展したことにより、各社の経営の合理化、販路拡大、業績向上につながり、そのことが各社における働き方改革の推進に効果があった事が伺えた。A社 展示会出展により全国から来た来場者に商品紹介ができ、カタログ・見積依頼を受け、本来であれば訪問し紹介をしなければならない時間・経費を削減できました。
通常であればなかなかアポイントの取れない企業様とも繋がり、自社商品をPRする事ができ、今回すぐに取引に繋がらなくても自社の事を認知して頂く良い機会となりました。B社 商談の機会を得る、特に新規開拓においてはその労力はかなりのウエイトとなります。特に弊社のような中小企業において、人員は限られている中で、最も効率的に且つ最短でリーチが可能なのが本展示会です。特にSTMSは普段OEMを生業としている弊社において、異カテゴリーの商売を広げるためには大変有益です。本来であれば今回と同等の成果を得るための労力は20-30%の労働時間UPに相当すると思われます。そこの削減はとても利となり、俄然他の業務に充てられる分、労働の効率化になります。また、効率をよくすることでコストの削減にもいい影響が生まれ、目標とする賃金UPも現実的となります。 C社 この展示会は、遠方からの企業様の出店も多く出展企業様との交流を深めることができ商談もスムーズに行うことができます。弊社は今年で3回目の出店ですが、年々密の濃い内容となっており業務の効率化、合理化につながっており賃金UPにつなげていける事と思います。 D社 本展示会に出展することで、効率良く遠方のお得意先様と商談することができました。今回は例年に比べ九州沖縄地区のお客様とも商談の機会を多く得られました。移動時間に費やす労働時間の削減(20日間分)、それを削減することで他の仕事に時間を費やせ、有給休暇の取得日数(4日間)増加が見込めます。また移動経費削減により合理化が図られ、新規取引が決まれば売上アップにつながり、賃上げが期待できます。 E社 展示会で商談できたことで、わざわざ遠方の商談先に行く回数を減らし、商談するための移動時間が4時間削減できたので、従業員の時間外労働を2時間(90%)削減でき、また休日取得5日増加にもつながった。 F社 今回商談できたことで、遠方の商談回数を減らし、経費削減できました。集中して営業活動が出来ることで従業員の時間外労働を削減できました。経費が削減できたこと等で経営の合理化が図られ、労働者の賃上げに繋げることができます。常に効率よく働くことにより中身が濃い作業を目指し、従業員の賃金をアップできるように取り組んでいます。 G社 現時点では時間外労働削減や休日増加の効果は不明ですが、予想以上に多くの方に来訪して頂き、新規顧客開発に繋がる可能性もあり、意義ある展示会でした。効果的、効率的に面談できたことで質の高い労働時間を得られことは、働き方改革に繋がると考えます。 H社 本展示会に3日間出展することで、関東をはじめ全国から決裁権をもつ担当者が集結し スムーズな商談ができました。また、商談先都合による休日商談の影響での休日労働の削減につながります。遠方への新規出張による潜在経費を含めた費用を、次期販促活動の補填につなげるとともに、営業活動が難しかったエリアへの拡販展望による業績UPにより、それに伴う賃上げが期待できます。 I社 展示会で商談できたことで、わざわざ遠方の商談先に行く回数を減らし、商談するための移動時間が4時間削減できたので、従業員の時間外労働を2時間(90%)削減でき、また休日取得5日増加にもつながった。 J社 3日間で70件以上の商談と150件の名刺交換ができました。これを実営業で実行するとなると、多大な経費と時間がかかりともすれば、特に営業社員の労働時間が長くなってしまいます。この商談会で営業社員の労働時間を年間150時間程度削減できると思います。 お問い合わせ