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【記事】もう食べた?今注目の山梨ご当地ラーメン「やまなし源水ラーメン」!
2024年7月11日、「ラーメンの日」であるこの日、日本ラーメン協会が公開した「日本ご当地ラーメンの一覧」日には、全国47都道府県より183のラーメンがご当地ラーメンとして掲載された。
その中で、山梨県のご当地ラーメンとして新たに掲載されたのが、今大注目のやまなし源水ラーメンだ。ほうとうや吉田うどんなど、麺食を好む文化があるにも関わらず、絶対的なご当地ラーメンが存在しなかった山梨県。2023年7月11日、そんな山梨でご当地ラーメン開発を目指す、山梨ご当地ラーメン協会(坂本 秀二 代表理事)が発足した。協会は、経営者やデザイナー、インフルエンサー、ラーメンファンといった地元有志を募ってワークショップを開催し、ご当地ラーメンの定義づくりから着手した。SNS等で回収したアンケート結果も踏まえ、試行錯誤の末に定められたテーマは以下の3つ。山梨にご当地ラーメンを!
1つ、“山梨の特産品”を利用し山梨県の食品自給率をあげることに貢献すること。
2つ、“山梨の美味しい水”を使い、山梨の新たなご当地ラーメンを創作すること。
3つ、今の時代に誕生させるからこそ、社会課題である“SDGs”に関連させ創作すること。
これに加え、やまなし源水ラーメンたる10+1箇条の特徴を設定し、アウトラインを整えた。山梨の上質な水で、県全体を盛り上げるグルメとなってほしい、という想いを背負い『名水系』やまなし源水ラーメンと名付けられたこのラーメンは、2023年11月20日(県民の日)に提供開始されることとなった。店舗ごとに異なる味わいを楽しもう!
是非足を運んで食べ比べてもらいたい。ご当地ラーメンとして定義づけこそされているものの、そのアウトラインは良い意味で大味だ。名水らしく、すっきりと淡麗な味わいであることは概ね共通するものの、スープや麺の味付け、トッピングなどに創作の余白が残されているため、店舗ごとに異なる味わいを楽しめるのも見逃せない特徴だ。トッピングやサイドメニューも、店舗ごとに地域ならではの独自メニューを設定している。
2024年9月現在では、下記6店舗がやまなし源水ラーメンを提供している。(右画像は麺'ズ冨士山セレオ甲府店)
・麺'ズ冨士山セレオ甲府店(甲府市丸の内)
・甲州地どり市場(甲府市伊勢)
・ふじ山食堂。(富士吉田市上吉田)
・ヘルシーレストランパセリ ヘルシースパサンロード店(甲府市大里町)
・ヘルシーレストランパセリ しもべの湯店(身延町上之平)
・南部よろこび茶食堂(道の駅なんぶ 南部町中野)
※最新の提供店舗情報は本リンクより「やまなし源水ラーメン提供店一覧」のページにてご確認の程お願い申し上げます。7月、「環富士山名物グルメグランプリ2024」において、やまなし源水ラーメンがグランプリを受賞した。同大会は、富士山周辺地域の名物グルメをPRする大会で、本年度で5回目の開催。過去4回は、いずれも静岡県グルメがグランプリを受賞しているため、山梨県発のグルメとしては初の快挙だ。今後の拡大に期待!提供店も募集中
喜びを爆発させるアンバサダーのあさひまる 氏今回お話を伺った山梨ご当地ラーメン協会 事務局のアシザワさんによれば、今回の受賞を機に「やまなし源水ラーメン」を一層盛り上げたい、新規の提供店も随時募集している、とのことだ。
現在の5店舗がそうであるように、提供店はラーメンの専門店である必要はないそうだ。ラーメンのセオリーに囚われない自由な発想で、これから更なる広がりを見せてくれるかもしれない。
山梨発ご当地グルメの最先端、やまなし源水ラーメンの今後に目が離せない!
※本記事は、当所会報8月号より転載し、一部修正を加えたものです。お問い合わせ