産業経済の発展と豊かで住み良い街づくりのために
各種事業を推進しています。

　ウェルフェア株式会社（代表取締役社⾧:柳本裕、以下「ウェルフェア」、株式会社ワイ・シー・シー｟代表取締役社⾧⾧坂正彦、以下「ワイ・シー・シー」｠のグループ会社）、株式会社山梨中央銀行（代表取締役頭取古屋賀章、以下「山梨中央銀行」）、株式会社グッドウェイ（代表取締役社⾧:藤野宙志、以下「グッドウェイ」）、メディトリーナ株式会社（代表取締役:和田典子、以下「メディトリーナ」）の4社は、育児・介護休業法改正（2025年4月1日施行）を受け、社員の仕事と介護の両立を支援する新たなサービスの提供に向け、業界の垣根を越えて連携し、金融機関、IT企業、事業創出推進支援企業、ビジネスケアラー支援企業の4社が一体となった共創モデルをスタートします。
　近年、日本では超高齢社会の進展に伴い、少子高齢化や労働力不足などの影響により、仕事と介護の両立を迫られる“ビジネスケアラー”が増加しています。育児・介護休業法改正により、企業に求められる支援策は拡大し、介護離職を防ぐための雇用環境整備や個別周知・意向確認などの義務化への対応が急務となっています。
　本プロジェクトは、社員が仕事と介護を両立できるよう支援し、介護離職の防止を図ることを目的としています。介護に関する社員の実態調査、インタビュー、研修、相談体制の構築、支援策の企画・助言などの支援メニューを通じて、「企業の持続可能性と競争力強化」と「社員のワークライフバランス向上」に貢献し、企業における人的資本経営・健康経営・DXの推進を支援してまいります。
　本プロジェクトでは、地域IT企業ワイ・シー・シーのグループ会社であるウェルフェアが、ケアデザインカンパニーとして全体統括を担い、地域金融機関である山梨中央銀行が地域企業との橋渡し役を務めます。さらに、グッドウェイは事業創出に向けた戦略立案と情報発信を担い、メディトリーナはビジネスケアラー支援に関する知見を提供します。4社それぞれの強みを結集し、山梨から全国の課題解決への貢献を目指してまいります。
　さらに本プロジェクトでは、地域のさまざまな社会課題や新たな価値創出の可能性にも着目し、地域の金融機関、自治体、地元企業との強固なネットワークを通じて、地域経済の活性化と地方創生を推進してまいります。
　なお、今回の連携開始の発表に先立ち、第一弾として、仕事と介護の両立に関する実態調査のためのアンケート調査や、経営陣・人事部門へのインタビューを実施し、調査結果を報告・フィードバックするモニター企業の募集キャンペーン（無償）を開始しています。これにより、「働きながら介護する社員の実態把握」、「将来的な親の介護への不安」、「介護に関する知識レベル」、「企業内支援制度の評価」などが明らかとなり、「介護離職防止」に向けた具体的な対策検討の一歩となります。また、調査結果は社員の離職防止や生産性向上、企業イメージの向上にもつながり、働きやすい職場環境づくりの契機となります。