-
File.1 早川ベーカリー(2021年4月掲載)
2024/11/19
早川ベーカリーさんは、1929年創業、岡島百貨店近くのダイヤコリド名店街にお店を構える甲府の老舗ケーキ屋さんです。「当店は、山梨で初めて洋菓子とコーヒーを紹介したお店です。昭和の初めの頃は、和菓子と区別するために、パンやケーキなどオーブンで焼いた穀粉ペースの食物を販売する施設をベーカリーと呼称していました。」お店の入り口に飾られている創業当時の写真には、その時代には珍しく、英語表記で「HAYAKAWA BAKERY」と店名が写っています。「ケーキは高価なものでしたので、今より種類は少なかったんです。現在でも創業当時の味を大事にしながら作り続けているケーキもありますよ。」山梨で初めて洋菓子とコーヒーを広めたお店
家族みんなで味わって欲しい
ショーウィンドウには、小川シェフが手がけた温もりのある、かわいらしいケーキが並び、どれにしようかと思わず顔がにやけてしまいます。「創業当時から変わらぬ製法で作っているケーキや私が考案したケーキが並んでいますが、家族みんなで食べて欲しい、美味しいと言っていただけるケーキだけを心を込めて作り続けています。」
小川シェフは、ウェディングケーキや誕生日ケーキなどのアニバーサリーケーキも数多く手がけています。「当店のアニバーサリーケーキは、こだわりの生クリームはもちろん、卵にこだわったふんわりとしたスポンジが自慢です。ぜひ、当店のケーキを囲んで、大切な1日を家族みんなでお祝いして欲しいですね。」
まちゼミは参加者との交流が魅力
早川ベーカリーさんは、まちゼミ第1回目から参加しています。「まちゼミでは、参加者の方が知りたいこと、疑問に思っていたことを解決できるようなアドバイスを交えながら進めるようにしています。参加者とコミュニケーションをとることで、距離が近くなり、お店を身近に感じてもらえるのが、まちゼミの最大の魅力ですね。初めて中心商店街に足を運んだという受講者の方も実は多いのですが、他のお店にも興味を持ってもらえるなど商店街にとってもすごくプラスになっています。」
ぜひ、まちゼミ開講時には小川シェフにプロ直伝のコツを教えてもらいませんか。
レシピ本に書かれている卵1個は、実は卵を割ったときに殻に付着している卵白も含めた量となっています。お菓子が上手く膨らまなかったりするのは、実はこのせいかも。ぜひ指で殻に残った卵白もきれいにすくってみてください。店主直伝豆知識
㈲早川ベーカリー
甲府市中央1丁目1-2
TEL.055-235-1515
定休日 火・水(不定期)
※本記事は甲府商工会議所だより2021年04月号に掲載しました。お問い合わせ