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File.20 寿珠算学院(2024年09月掲載)
2024/11/26
計算力だけじゃない!そろばんで育むスゴい力。
寿珠算塾は甲府市に20程ある、そろばん教場のうちの一つで、今年で創立77周年を迎えた老舗の珠算塾です。当塾はまいづる校と富士見校の2教場あり、まいづる校は松崎さん、富士見校は松崎さんのお母様である岩下一美学院長が中心となって、そろばんの指導に当たっています。
両教場併せて、200人ほどの生徒が在籍しています。多くは小学生までの児童ですが。未就学児や中高生、成人、シニア層も幅広く在籍。最近では、そろばんを脳トレとして取り組む方も増えているのだとか。
幼い頃から通う生徒が多いため、自然と家族のように仲良くなっていくらしく、教室は常に和気あいあいとした雰囲気だそうです。毎年夏になると開催する夏合宿も、非常に好評とのこと。
松崎さんによると、珠算を学ぶことで身につく力は計算力や暗算力だけではないそうです。集中力、記憶力・思考力やイメージする力も身につくのだと言います。皆さんもご存じかもしれませんが、珠算に取り組む第一の目標は、頭の中にそろばんを作り上げること。暗算の際は、頭の中にリアルなそろばんを思い浮かべ、計算を視覚化することで、早く正確な計算が可能になるのだそうです。計算過程を視覚化することによって、記憶力や集中力、思考力が養われます。そのため、そろばんは右脳と左脳、ロジックと感覚の両方が鍛えられる、と言われているそうです。
松崎さんは、母一美さんの影響で子供のころからそろばんに触れてきました。自宅が珠算教室だったため、自然と「そろばんの先生」になるのが夢だったそうです。
「昔から親子そろってそろばんが好きです。私には優れたそろばんの才能があったわ松さん。生徒からは”あい先生”と呼ではないですが、だからこそ、子供たちの気持ちもよく分かるんです。つまずくポイントでばれ親しまれているは一通りつまずいて来ましたから。今は教えることの楽しさと難しさを感じながら、生徒と向き合っています。」
そんなかつての自分と同様、松崎さんの娘さんも、先日からこの教場でそろばんを始めたと言います。将来は立派なそろばんの先生になるかもしれませんね。
最近では、学校の授業でそろばんを扱うことも少なくなったそうです。少子化で子供の数も少なくなるなか、少しでも多くの人にそろばんに触れる機会を、と今回まちゼミへの参加を決めました。
そろばん・フラッシュ暗算体験。
そろばんをイメージして計算する珠算式暗算をマスターすることで、フラッシュ暗算にも対応できるようになります!今回のまちゼミでは、受講者にそろばんの基本的な使い方などを説明した後、フラッシュ暗算の体験も行って頂きました。
店主直伝豆知識
珠算式暗算のはじめの一歩♪
珠算式暗算はイメージしたそろばんを動かして計算をします。まずは実際にそろばんを弾いて計算してみましょう。その感覚を忘れないうちに今度は指だけで同じ動きをします。
例えば、「5+1」をする時は、人差し指で5玉を下げて、親指で1玉を1つ上げる動きをします。この時、人差し指と親指の間に5玉と1玉がイメージできていればOK。珠算式暗算の第一歩です。イメージする力を鍛えて暗算名人をめざしましょう!寿珠算学院
まいづる校 富士見校甲府市丸の内3-13-4
甲府市富士見2-5-27
※本記事は甲府商工会議所だより2024年09月号に掲載しました。お問い合わせ